こんにちは。
くぼたやです。
リステリア菌に汚染されたメロンがオーストラリアから日本に輸出されていた
というニュースを見ました。
メロンはたまに食べたくなることがあるので、身近な話で怖いと思いました…
今回はリステリア菌について調べてみました。
Contents
リステリア菌に汚染されたメロンがオーストラリアから日本に輸出
WHO(世界保健機関)は、 オーストラリアでリステリア菌に汚染されたメロンが、日本に輸出されていた
と発表し、注意を呼びかけました。
オーストラリアでは、2018年1月から4月にかけて、リステリア菌に汚染されたメロンで食中毒が起き、19人が感染し、7人が死亡しました。
リステリア菌はサルモネラ菌と並び重症の食中毒を起こすことで知られています。
リステリア菌は、潜伏期間が最長で90日間あります。
汚染されたメロンは、2月に回収されましたが、WHOは9日、汚染の可能性があるメロンが、日本やシンガポールなど、9つの国と地域に輸出されていたことがわかったと発表しました。
ただ、輸出の際の洗浄作業によって、菌が残っているおそれは低いとしています。
菌が残っている可能性は低いとはいえ、普段食べている物で重度の食中毒を起こす可能性があると考えると
かなり注意深くなりますよね…
しかも潜伏期間も長いです。
これまでの厚生労働省の食中毒統計では、日本はリステリアによる食中毒の報告例はありません。
アメリカ合衆国では、毎年約2500人が重症のリステリア症となり、そのうち、約500人が死亡していると推定されています。
南アフリカ共和国では、2017年からリステリア菌の感染が発生。地元メディアによると、これまでに982人の感染が確認され、うち189人が死亡しました。
南アフリカ共和国国内で製造された加工肉製品が原因と確認されており、ナミビア、ボツワナなどの近隣諸国にも輸出されていました。
メロン以外でも感染する恐れがあるということが分かりますね…
特に注意すべき人
健康な成人では非常に多くのリステリアを摂取しなければ発症しないため、賞味期限や保存方法を守っていれば、食中毒が発生するほどの菌数にはなりません。
発症しても軽症で自然に治るとされていますが、リステリアに感染したときの症状の重篤度には個人差があります。
リステリア症に特に注意すべき人は
妊婦、高齢者や免疫機能が低下している方
(抗がん剤治療中やHIVエイズの方など)です。
少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
詳しく見てみましょう。
・妊娠している女性
健康な成人より20倍リステリア症になりやすいです。リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。
・胎児・新生児
妊娠中の感染は、妊娠している女性よりもおなかの中のこども(胎児)に深刻な影響を与えます。胎児の段階で感染し、リステリア症の新生児として出産されることもあります。
・免疫機能が弱まっている人たち。臓器移植を受けた人たち。
・ガン・糖尿病・腎臓病の人たち
これらの人たちは、免疫機能が弱まっている場合があります。
・エイズ患者
正常な免疫機能の人たちより300倍リステリア症になりやすいです。
・ステロイドによる治療を受けている人たち
これらの人たちは、ステロイドによる影響で免疫機能が弱まっている場合があります。
・高齢者
老齢になるにつれて免疫機能が弱まっている場合があります。
リステリア症になりやすい人がリステリア症になった場合の致死率は20-30%と高いです。
リステリア症になりやすい人はリステリア症に対して特に注意が必要です。
このような恐ろしいリステリア症をどのように予防したらいいのでしょうか?
予防対策について
今回の件だと、オーストラリアから輸出されたメロンが危険なので
対象となる物には注意した方が良いでしょう。
リステリアは冷蔵庫内でも増えます。
・冷蔵庫を過信せず、食品は期限内に(開封後は速やかに)食べるよう心がけること。
・ リステリアは加熱により死滅するので、加熱して食べることも、予防対策の一つです。
・生野菜や果物などは食べる前によく洗う。
・冷凍庫で保存する。
食中毒対策などとして当たり前のことかもしれませんが、普段よりもこういった点に気をつけることで
予防することができると思います。
まとめ
・リステリア菌に汚染されたメロンが日本に輸出されていたことが判明した
・リステリア症に特に注意すべき人は妊婦、高齢者や免疫機能が低下している方(抗がん剤治療中やHIVエイズの方など)
・予防対策としては冷蔵庫を過信せず、食品は期限内に(開封後は速やかに)食べるよう心がけること。生野菜や果物などは食べる前によく洗い、冷凍庫で保存すること。
・ リステリアは加熱により死滅するので、加熱して食べることも予防対策の1つ
症状がとても怖いです…
メロン以外での感染例もある上に、感染した場合の症状が重いので注意が必要ですね。
特に注意すべき人に該当する方は、しっかりと予防対策して備えておきたいところです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
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